火傷の応急処置
どんなに気をつけていても、ふとした一瞬に火傷をしてしまうことがあります。
赤ちゃんがやけどをしてしまったら?救急処置の方法や、病院に行く目安などをまとめました。
やけどの程度
やけどの深さは、大きく3段階に分けられます。
- Ⅰ度 皮膚の表面のみで、赤くなったり、薄皮がむけ、ひりひりと痛みますが、4~5日で自然に治ります。
- Ⅱ度(浅達Ⅱ度) 水ぶくれが出来、ひりひりとした痛みが続きます。ほとんどの場合2週間ほどで傷は治りますが、火傷跡が残ることがあります。
- Ⅱ度(深達Ⅱ度) やけどは真皮の置くまで到達しており、白くにごったような水ぶくれが出来ます。治るまで数ヶ月かかることもあり、細菌に犯された患部を取り除く手術が行われることもあり、傷あとが残ります。
- Ⅲ度 重症で、火傷が真皮の下の皮下組織の奥へ及び、壊死している状態。皮膚は黒く焼けていますが、痛みはほとんど感じません。手術が必要となります。
赤ちゃんの場合は、対表面積の10%を超えると、かなり重症です。
応急処置
とにかく冷やすことです。水道水で、20~30分冷やし、炎症を和らげます。服を着ているところに火傷を負った場合は、皮膚が服にくっついていることがあるので、服を脱がせず、そのまま冷やしましょう。
水が冷たすぎに注意して、我慢できる程度の水で冷やしてください。
水を直接かけられない部位の場合は、濡れタオルや、氷水をビニールに入れたもので冷やします。
水ぶくれが出来ている場合は(Ⅱ度の火傷)水圧に気をつけて、破らないように冷やしましょう。赤ちゃんの皮膚は柔らかく、とても敗れやすいので注意が必要です。
病院に行くべきなのはどんなとき??
- 水ぶくれが出来る
- 顔やデリケートゾーンの火傷
水ぶくれが出来たら、流水でよく冷やし、水ぶくれを破らないようにガーゼ等を当てて、病院に行きましょう。早めの受診が、傷の治りも早く、あとも残りにくくなります。
どの程度の火傷で病院に連れて行くべきか迷いますが、連れて行く必要がないのは、Ⅰ度(軽度のやけど)のみです。
このような場合は、救急車を呼びましょう!
- 全身のもしくは広範囲に及ぶ火傷
- 皮膚色が黒や白に変色している場合
- 意識がない、もしくはぼんやりとしている
赤ちゃんの場合は、対表面積の10%以上で、ショック状態に陥ることがあります。一刻も早く救急車を呼びましょう。
参考
赤ちゃんがやけどで水ぶくれ。処置の方法は?赤い程度で病院へ行く? こそだてハック
2016/01/14 更新
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